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【薬局薬剤師の記録的巻物】

EBMの実践のため、論文を読み、記録していきます。

幸せな方が長生きできますか?

「Does happiness itself directly affect mortality? The prospective UK Million Women Study」
Published online: December 9, 2015

PECO

P : 50~69歳の女性(英国、719671人)
E : 不幸せだと感じている
C : 幸せだと感じている
O : 総死亡・虚血性心疾患による死亡・癌による死亡

チェック項目

・研究デザイン : コホート研究
・真のアウトカムか? : 真のアウトカム
・調整した交絡因子は何か? : 年齢・地域・経済状況・教育・資格・同居人・BMI・運動・喫煙・飲酒・睡眠・出産
・集団の代表性は? : 乳癌検診を受けた女性が対象となっているため、比較的健康に対する意識が高い集団である可能性がある
・追跡期間 : 平均9.6年

結果

・総死亡→調整RR0.98(95%信頼区間0.94~1.01)
・虚血性心疾患による死亡→調整RR0.97(95%信頼区間0.87~1.10)
・癌による死亡→調整RR0.98(95%信頼区間0.93~1.02)

感想

幸せだと感じながら生きるのも不幸せだと感じながら生きるのもあまり死亡には関連しないかもしれないという結果。
女性のみが対象である点に注意。

ただまあ個人的には不幸だと感じながら長生きするのもなかなか辛いものがあるように感じるので、どちらかと言えば幸せだと感じながら生きたいなと思いますが、そもそも幸せとか不幸せとかにあまりこだわらなくても良いのかもしれませんね。